お茶会で確実に押さえておきたいPOINTとマナーをお伝えしますので、ぜひ覚えておいてくださいね!『初心者が心得ておきたいこと』
作法点前には先ず茶室席順が大切なPOINTです必ず覚えてね!
お稽古や茶会の時は必ず替えの白足袋&白い靴下を持参しましょう。
茶道のお道具一式 必要な道具’茶会に招かれたときの事
茶道の初心者の方に向けて、いつでも気軽に茶道を楽しめるように、基本的な茶道の知識・作法・服装 や マナーについてご紹介しましよう。
Contents
茶道お抹茶の頂き方・茶事茶席席順って大切な決まり事
お抹茶の頂き方や茶室の席順には決まり事とPOINT
確実に抑えておきたいポイントをお伝えしますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
茶室席順大切なPOINT
お茶会 初心者の方は茶室内で何処に座っていいのだろうかと不安になりますね!
そのような場合は、【 お正客(主客)と お詰め(末客)には 座らない 】!! と覚えておかなければなりません。●お詰めは(末席=下座 入り口から一番近い位置 )に座ります。茶室席順の大切なポイントです!ここは覚えておきましょう!
その理由は
この主客と末客には初心者の方は座ってはいけないんですよ。
この主客の席と末席お詰めのお席は座ってはいけないというルール、お茶事での決まり事なので、必ず心得てお茶室に入れば茶の湯のお点前や所作を安心して拝見することができます。
なぜその二つのお席に座れないかというと茶会でお正客とお詰めは重要なお作法ががあるんです!
茶会を進めていく上で大事なお点前の役割があるからです。
亭主が、お菓子をお正客に差し出し、お頂戴しますと感謝の礼をします。膝前に菓子鉢を置き、次客にお先にといって、お菓子を一つ懐紙に取ります。つぎに次客に菓子鉢をまわして、三客、から末席のお詰め迄、回します。
亭主のお点前で点てたお抹茶茶碗(お濃茶)をを主客にに膝前に差し出します。
ここから茶会が始まるのです。
お正客、次客、三客、そして末席のお詰め迄、順にお抹茶が回ってきます。
ここまで来たらはじめての茶会でもお隣の方の手順をまねて、お先に!とかお辞儀!は全く隣の方がすることを真似しておこなえばいいだけなんです。
簡単でしょう!
『 お抹茶の頂き方マナーの流れは以下の通りです。』
1膝前にお抹茶茶碗が置かれましたら、感謝のあいさする
2.次客の客に『お先に』という。
3.右手で茶碗を取り、左手にのせて右手を添える
4. 右手で手前に1回2回と回す、茶碗正面が左横にする。
5.お抹茶を1口のみ、亭主に結構なお茶をと、あいさつ、そのご2口3口で飲みきる。
続いて、次は『お菓子のいただき方』の説明をします。
1.菓子鉢が膝前に回ってきます。
2.左の次客に『お先に』と声をかける。
3.懐紙をだして、黒文字(お箸)で懐紙に菓子をのせる。
4.お箸を開始で拭き、菓子鉢に戻し、お菓子は左次客に回す。
5.客が皆取り終わったらお正客がお菓子を口にする。その後、楊枝で菓子を懐紙にのせて切っていただく
茶道作法 茶会やお稽古時には必ず 予備の白足袋又は白い靴下をご用意しましょう。
服装『着物・洋服』 茶室には着物はつきものです。現代では洋服も多く、ワンピースやスーツのような正装にして参加すればよいんです。
着物は訪問着、色無地、付け下げ、小紋、などの着物が好ましいです。
帯は袋帯・名古屋帯をしめます。
『足袋の履き替え』は着物・洋服に拘わらず白色一色です、茶室入室の際に足袋、靴下を履き替えて、汚れを茶室に持ち込まない、心遣いをするための用意をしましょう。
茶会に招かれたときに準備する道具一式をご紹介します。
茶道 作法 茶の湯で使う道具には招かれたとき 必要な道具一式。
お茶のお稽古をしている方は常に持参しているお道具の持ち物なんです。
茶会に必要な持ち物を説明します。
1.『 帛紗(ふくさ)帛紗入れ 』
帛紗は正絹で作られた正方形の絹物です。茶人は普段から携帯しているもので、茶道具をさっと拭いたりしてつかうんですよ。
帛紗入れは使った後の帛紗やお扇子、お懐紙などを入れる袋と考えてよいでしょうね
尚:帛紗の色は表千家では朱色の一色です。(裏千家では色や柄など多様に選べるようです)
2.『 扇子(せんす)』
お扇子は茶室の入室時にお扇子を膝前において、お辞儀をしますが、そのほかにもご挨拶の時などに使いますので必ず持参してくださいね。
特に茶席用お扇子は正式な茶事などにはこのお扇子が必要になります。
3.『 懐紙(かいし)懐紙入れ 』
懐紙は、お菓子をいただく際に使う和紙でできています。
茶事にはお菓子がつきものです、お菓子を頂くときに懐紙を使います。
(お菓子鉢は、正客から順に、次客三客と1つの菓子鉢にお菓子が入ってます。菓子鉢がご自身の膝前に回ってきます。菓子鉢から菓子を1個取り出し、自分の懐紙の上にのせます。
懐紙はこのようにして使ってくださいね。)
懐紙入れは使い終わった後の懐紙をいれておきます。
4.『 楊枝&楊枝入れ 』
楊枝はお菓子を頂くときに、懐紙と共に楊枝も必要になります。
(懐紙の上でお茶菓子を楊枝で切って頂きます。)
使った楊枝は楊枝入れの用意をしておきましょう。
帛紗ばさみはすべての道具をまとめて入れておく袋です。
(帛紗ばさみ、帛紗入れ、用途は同じです)
白足袋:白靴下(茶室を汚さない利休の心得から)茶室に入る前に履き替えるための持ち物です。履き替えようの白足袋、靴下は茶人の常識で常に茶室を汚さない気配りで携帯しておきましょう。
これらが揃っていればお茶会で不便はありません。
●流派によっては、準備する持ち物に違いがあります。
今回は私がお稽古をしてきた、表千家流の持ち物を説明しました。

茶道の流派は千利休の子息が継承するトップの3千家のご紹介をします。
『枝分かれした、江戸千家、薮内流、遠州流などいくつもあります』
【表千家】
私は表千家流ですが 古くからの作法を守っている 表千家は本格的な流派で地味です。
わびやさびの基本茶道を広めた 千利休について深く知ることができます。
表千家の特徴は私が気が付いている点は、茶室に入るとき、畳のヘリを左足から踏みこみます。
退出の時は右足から茶室を出ていきます。この反対の動作が裏千家です。
どちらの千家も千利休の子息なのですが、少しずつ流派で違いがあるんです。
茶会では同じ流派の方だけが茶室に招かれることもありますが、他の流派の方もご一緒することがあり私は畳の淵を擦って入るとき左足で踏みこめば、この方は表千家の方だなとすぐに見分けがつくんです。
それに引き換え右足で畳の縁を踏み切る方は裏千家流の方と見分けがつきます。
さらに武者小路千家流も同じ千利休の子息です。
良く三大千家と呼ぶのは元は兄弟です。
ですからお作法に多少の違いがあっても、大きな違いはないのですよ。
お点前、作法の違いはお稽古を積むことで身につくものです。
裏千家の特徴は古くからのお道具を改良して時代に合ったお道具を作ったりしていて作法もそれなりに代わってきています。
例えば:帛紗は表千家では朱色一色です。
裏千家ではいろいろな柄物の帛紗があるなど派手好みです。
多くの文化人や芸能人が好みます。
武者小路千家では古くからの作法を重んじる流派です。
侘び、さびを重んじています。
【裏千家】
裏千家は現代にマッチした作法やお道具を取り入れる流派です。
裏千家は表千家に比べて派手好み わび、寂、を重んじる利休の教えは感じないですね、
着物や洋服も派手なものを茶席に着用している客がいると感じます。
お道具については、新しいお道具を取り入れて行くなど、裏千家は独自の
文化があります。
一つだけ昔から変わらないお作法があります。
先に述べた茶室に入るときの作法です。
裏千家では茶室に入るとき畳のヘリを右足から踏みこみます。
退出するときは左足から出ていくのです。
表千家と逆のお作法です。
【武者小路千家】
武者小路千家は昔ながらの作法を重んじ無駄がない所作、作法の流派です。
武者小路千家は詫び、寂を忠実に守った千家です。
この三千家は利休の子息です。
長い歴史を経て守られている日本の茶道は見事なほど合理的な所作、作法の中でもそれぞれに特徴がみられました。
まとめ
日本の茶道とは、自身でお稽古を積んで分かったこと、無駄なものは一切省いた作法に特徴があります。
利休独自の茶の湯の茶道は見事なほど簡潔で合理的な作法となっています。
現代社会でも充分通用するお作法の数々は日常生活にも自然に取り込むことができます。
江戸時代から日本の茶道、茶の湯が盛んになり利休は子息に武者小路千家、表千家、裏千家を継承し、三千家流派が生まれました。
茶道文化は日本独自の和の心得を表す和敬清寂を利休が子息に継承して、一期一会も茶道の精神を余すところなく受け継ぎ、長い年月をかけて今もその精神は生きているのです
茶席以外、現代社会の日常生活に於いても自然に応用できる作法ばかりです。
それほど茶道は無駄がなく合理的になっています。
利休が和の心を確立し、長い年月を経た今も、日本茶道の基礎は変わらずに役立っています
お茶席が初めての方も、自然に茶室になじめる要素がたくさんあり、お稽古初歩の方でも
日本 の茶道のすばらしさを味わってほしいと思いました。