【 目次 】
1.初釜 点前 意味 茶会 掛け軸 2.初釜 茶事 表千家 3.初釜 茶会 着物
【 1.初釜 点前 意味 茶会 2023 】
初釜は特別な茶事です。年が明けてはじめて釜に火を入れることを言います。元旦、早朝に 汲まれた「若水」を使った お点前を 招待客に差し出されます。

初釜ではどんな様子でお茶会が進むのか表千家茶道不審庵の初釜式が始まる前の準備から 流れを説明します。 お茶会が始まる前に寄り付きで茶室に持ち込めない大きな手荷物などは 茶室に持ち込むことができません。お茶室に入る前に居ず前を整えて、お荷物は寄り付きにまとめて預けます。その後、お祝儀を半東に預けます。続いて、白湯をいただきます。『つくばいで両手を清め、次に口を清めて、亭主から準備が できた正客からお茶室』へと声がかかると、茶室に入ります。 〘客は躙り口(にじり口)をくぐって入ります。〙高さ約66cm 幅約63cmと小さな(片引戸)の出入り口の事を言います。 躙り口、客のために設けられた、片引戸の小さな出入口のことなんです。古くは=くぐりと呼んでいたのです。 〘主に草庵の小間に用いられています。〙
ここからが本番です。
お正客から順に茶室へ入ります。【飾られている掛け軸】や【お花】【茶道具】などを拝見して、お席に着いたら(新年のあいさつ)をしましょう!
亭主が釜に炭を入れたら、お湯が沸くのを待つ間、懐石料理とお菓子をいただきます。 食事が終わったら、次は「中立ち」です。招待客はいったん茶室を出て、外の待ち合いで、庭のつくばいや、たたずまいを拝見して待ちます。その間、主人は茶室の中を改めます。料理の後片付けをするだけでなく、お軸(掛け軸の事)を替えたり、花を生け変えたりすることもあります。そして準備が整ったら、半東の案内で、
招待客は再び茶室に戻り、濃茶、薄茶の順に点前がふるまわれます。初釜での茶碗は亭主の肝いりで、特別な茶器が用意されています。
濃茶は一つ茶碗を数名で回して、飲みます。(回し飲む=お点前で、一回ごと茶碗を湯で清め、建水に流す、その茶碗を次客にお点前をしてお出しするのです)薄茶は干菓子の時に出されるお抹茶です。

初釜茶会式の主役は茶道具にあり!
初釜は新年会のような行事です。普段のお茶会以上に洋服はシックで準フォーマルな装い、着物は訪問着、付け下げ、色無地が無難です。帯は袋帯、名古屋帯でも構いません。 留袖は格式が高くても、茶席にはふさわしくないです。又紬の着物は避けます。(紬着物は普段着、おしゃれ着です。格式ある初釜には不向きなんです。) 洋装であれば、落ち着いたスーツ、ワンピースなどを着用して茶室にはいられると平常心で、初釜の点前を落ち着いていただくことができます。
○ 初釜だからと言って気負うことはないんですよ。 普段から着慣れた お着物 やワンピースなどで入室されるほうが平常心で、お茶を楽しむことができます。 ぜひ初釜の茶の湯を味わっていただきたいですね。

まとめ